こんにちは、yuuです。
ネットの記事や噂話を見聞きしたとき、「それってちょっと眉唾じゃない?」と感じたことはありませんか。「眉唾(まゆつば)」は、日常会話でも比較的よく使われる慣用句ですが、意味や由来を正確に説明できる方は意外と少ないかもしれません。
この記事では、慣用句「眉唾」について、意味・由来・使い方を中心に、現代での使われ方まで丁寧に解説していきます。
意味
「眉唾」とは、話の内容が怪しく、すぐには信じられないことを表す慣用句です。
「事実かどうか疑わしい」「鵜呑みにするのは危険そうだ」という気持ちを、やや軽めに表現する言葉といえます。
ポイントとしては、次のようなニュアンスがあります。
- 完全な嘘と断定しているわけではない
- ただし、そのまま信じるのもためらわれる
- 一歩引いて様子を見る感覚が含まれる
そのため、「明らかなデマ」よりも、「根拠が弱そうな話」「話がうますぎる情報」に対して使われることが多い言葉です。

語源・由来
「眉唾」の由来には、古くからの迷信が関係しています。
昔の日本では、狐や妖怪にだまされないためのまじないとして、「眉に唾をつける」という風習があったとされています。
当時は、
- 不思議な出来事や怪しい話は、狐や妖怪の仕業
- 眉に唾をつけておくと、幻術にかからない
と考えられていました。
つまり、「眉に唾をつける=だまされないように警戒する行為」だったのです。
この行為が転じて、「だまされないよう注意すべき話」そのものを指して「眉唾」という言葉が使われるようになりました。
由来を知ると、「眉唾=怪しい話」という意味が、とてもイメージしやすくなりますね。
使い方
「眉唾」は、主に会話や文章の中で、情報の信頼性に疑問を持つ場面で使われます。
使い方としては、次のような形が一般的です。
- 「その話は眉唾だと思う」
- 「眉唾ものの噂だ」
- 「眉唾な情報が出回っている」
話し手の冷静さや慎重な姿勢を表す言葉なので、感情的になりすぎず、やわらかく疑いを示せる点が特徴です。
例文
実際の使用イメージがわかるよう、いくつか例文をご紹介します。
- ネットで話題になっている健康法ですが、科学的根拠がなく、少し眉唾に感じました。
- 友人から聞いた成功談は、話がうますぎて眉唾ものだと思っています。
- その噂は公式発表がないので、眉唾程度に聞いておいたほうがよさそうです。
どの例文も、「信じ切らず、慎重に受け止める」という共通点があります。
使うときの注意点
便利な言葉ではありますが、「眉唾」を使う際には注意も必要です。
場合によっては、相手の話を否定しているように受け取られることがあります。
特に注意したいポイントは以下のとおりです。
- 目上の人の話に対して使うと失礼に聞こえることがある
- 真剣な議論や公式な場には不向き
- 軽い雑談や私的な会話向きの表現
相手や場面を選び、「疑っている」という気持ちをどう伝えるかを意識すると、印象が柔らかくなります。
似た意味の言葉
「眉唾」と近い意味を持つ言葉はいくつかあります。
それぞれ微妙なニュアンスの違いがあるため、使い分けると表現の幅が広がります。
- 怪しい:信用できない様子を直接的に表す
- 半信半疑:信じたい気持ちと疑う気持ちが入り混じった状態
- うがった見方:物事を疑い深く、裏側まで考えて見る態度
「眉唾」は、この中でも比較的やわらかく、会話向きの表現といえるでしょう。

現代における使われ方
現代では、SNSやネットニュースの普及により、「眉唾」という感覚がますます重要になっています。
情報があふれる時代だからこそ、
- 情報源はどこか
- 根拠は示されているか
- 話が極端すぎないか
といった視点で、一度立ち止まって考える姿勢が求められます。
「眉唾だな」と感じる感覚は、情報を見極めるための大切なブレーキともいえます。
疑うこと自体が悪いのではなく、「冷静に判断するための知恵」として、この言葉は今も生き続けています。
現代社会と「眉唾」が持つ意味
現代社会において、詐欺や虚偽情報は年々巧妙化してきています。
一見すると本当らしく見える話でも、冷静に見直すと根拠が弱かったり、不自然な点が隠れていたりすることも少なくありません。
特に、
- SNSで拡散される未確認情報
- 「今だけ」「あなただけ」と強調される勧誘
- 専門用語を多用して信頼感を装う説明
こうした情報は、判断を急がせることで疑う余地を与えない傾向があります。
そのような時代だからこそ、「これは眉唾かもしれない」と一度立ち止まる感覚が重要になります。すぐに信じるのでも、頭ごなしに否定するのでもなく、見極める力を意識的に鍛えることが、自分自身を守ることにつながります。
「眉唾」という言葉は、単なる言い回しではなく、現代社会を生きる上での心構えをやさしく表現した慣用句ともいえるでしょう。
まとめ
慣用句「眉唾」は、怪しくてすぐには信じられない話に対して使われる言葉です。
語源をたどると、だまされないための昔のまじないに由来しており、その意味は現代にも自然につながっています。
- 話を鵜呑みにしない
- 一歩引いて考える
- 冷静な判断を忘れない
話がうますぎると感じたとき、心の中で「眉唾かな」とつぶやいてみる。
その小さな意識が、情報と上手に付き合うための助けになるかもしれません。
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チビ、あれ完全にうますぎる話だったにゃっ。

ねーちゃん、だまされたにゃっ?それ眉唾話だにゃっ。




