こんにちは、yuuです。
犬や猫を飼い始めたときに多くの飼い主さんが戸惑うのが「甘噛み」です。最初は軽い遊びのように見えても、「このまま放っておいて大丈夫?」「強く噛むようにならない?」と心配になりますよね。今回は、犬猫の甘噛みの意味や原因、そして正しい対処法について解説していきます。
甘噛みとは?
「甘噛み」とは、犬や猫が本気で噛むのではなく、軽く歯を当てる行為のことです。強い痛みはありませんが、放置すると成長とともに噛み癖へと発展する可能性があります。そのため、子犬・子猫のうちに正しい対応をすることが大切です。

犬と猫の甘噛みの違い
- 犬の場合:特に子犬期に多く見られます。社会化の過程で「噛む力加減」を学ぶ大切な行動です。
- 猫の場合:遊びの延長やスキンシップの一環として現れることが多く、「好きだからこそ噛む」という愛情表現の意味を持つこともあります。
甘噛みをする主な理由
- 歯の生え変わり(子犬・子猫の時期に多い)
- 遊びや狩猟本能(じゃれ合いやハンティングの名残)
- 愛情表現やスキンシップ
- ストレスや退屈による発散行動

甘噛みを放置するとどうなる?
- 噛むことが習慣化し、成犬・成猫になってから強い噛み癖へと発展する
- 来客や小さなお子さんを傷つけてしまうリスク
- 飼い主との信頼関係が崩れる可能性
「子どものうちだから大丈夫」と思って放置するのは危険です。
犬の甘噛み対処法
- 無視して遊びを中断する:噛んだら楽しい時間が終わると学ばせる
- 噛んでよいおもちゃを与える:手ではなく、ガムやぬいぐるみを噛ませる
- 痛いと短く声を出す:「キャン!」など犬同士が使う合図を真似すると効果的
- 一貫したしつけを続ける:家族全員で同じルールを守る

猫の甘噛み対処法
- 手ではなくおもちゃで遊ぶ:猫じゃらしやボールを活用
- 強く拒絶せず、軽く距離をとる:叱るのではなく「遊びはここでおしまい」と伝える
- ストレスを減らす環境づくり:キャットタワーや爪とぎで発散させる
- 頻繁な強い甘噛みは要注意:ストレスや体調不良のサインの可能性も
わが家の体験談
わが家の場合、パピヨン姉妹の甘噛みは、生後5〜6か月ごろの歯の生え変わりの時期に少しだけ見られました。
犬の場合は、コマンドが有効なので「待て」をさせるだけであまり苦労なく解消されました。
ドッグトレーナーさんに教えていただいた「低く太い声を出す」も効果があったように思います。

猫の場合、歯が小さく鋭いので同じ甘噛みでも子犬期の犬よりもずっと痛いです。
そのうえ、コマンドがまったく利かないため、対策がとても難しいと感じました。
手で遊んでいるつもりはなくても、ブラッシングしている手にじゃれついて甘噛みをすることがよくあります。
たーさんの場合は、オットマンにのせた足に飛びついてくるので、テレビ鑑賞中も気が気じゃありません。甘噛みをしだしたら、こちらが静かに手足を引いて距離をとり、その場を去る、というのが今のところ一番よいように思います。
ビターアップル(リンゴの皮から抽出した天然の苦味成分を使用したしつけ用のスプレー)も効果があるのですが、手足に常にスプレーしておくことは難しいため、主に噛んでほしくない場所に使用しています。→ 楽天市場で見る(ビターアップル しつけスプレー 噛みぐせ いたずら )

やってはいけないNG行動
- 強く叱ったり叩いたりする
- 飼い主の手を常におもちゃ代わりにする
- 噛むことを面白がって放置する
これらは逆効果となり、噛み癖を悪化させる原因になります。

まとめ
甘噛みは犬や猫にとって成長やコミュニケーションの一部ですが、放置するとトラブルにつながることもあります。犬と猫それぞれに合った方法で対応することで、安心して暮らせる関係を築くことができます。日々の小さな工夫と一貫した対応が、長く健やかな暮らしにつながるのです。

ザリガニくんは噛んでも蹴っても文句いわないにゃ…

