AI4コマ漫画|『くつしたに潜むワナ』

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こんにちは、yuuです。
今回は、猫と靴下をめぐる思わぬハプニングを描いた『くつしたに潜むワナ』です。ちょっとしたアクシデントも猫らしい仕草に変わり、思わず笑ってしまう1本になりました。

4コマ漫画

猫のじゃれるという行動は、獲物を狙う狩猟本能に基づいています。そのため、興奮すればするほど爪が飛び出します。
人の足に飛びついて、靴下に爪がひっかかってしまうのはよくあることです。
この日もそんな普通の一日だったのですが、爪をひっかけたままゴロンと横に転がったたーさんは、意図せず爪が靴下に食い込んでしまいました。
思わず「にゃ~んっ」と鳴き声をあげるほど痛かったようです。
ジタバタするたーさんを落ち着かせながら爪を外すのは難しかったので、靴下を脱いで救出し、事なきを得ました。
日常にもちょっとしたワナがあるのだなと気づかされた出来事でした。

猫の爪の豆知識

今回のエピソードのように、猫は遊びの中で思わず爪を立ててしまうことがあります。ここで、猫の爪について少し整理してみました。

  • 爪が出るとき・引っ込むとき
    リラックス時は爪を収納し、静かに歩けます。逆に、獲物に飛びつく瞬間や防御時には腱の働きで一気に爪が出ます。
  • 仕組み
    猫の爪は腱によって出し入れされる「バネ仕掛け」のような構造。必要なときだけ鋭い爪が現れるのです。
  • 子猫の特徴
    子猫は爪の出し入れがまだ上手にできず、遊びの最中に意図せず爪を立ててしまうことがよくあります。
  • 飼い主が知っておくと良いこと
    爪が出るのは自然な行動。定期的な爪切りや爪とぎ、おもちゃで遊ばせる工夫で安全に暮らせます。

素材公開と制作の裏側

AI4コマ漫画は、ストーリー → 構成案 → ラフ(絵コンテ風) → 完成の流れで仕上げています。

シーン構成案

今回の元になったシナリオはこちらです。

コマ1|チャンス到来
場面:飼い主の足元に猫がじゃれついている。
描写:人は足だけ(靴下をはいた状態)を画面に入れる。
猫は前足を伸ばし、嬉しそうに足に飛びつこうとしている。

コマ2|しまった!
場面:猫の爪が靴下にひっかかる。
描写:人の足の一部(ふくらはぎ〜足首程度)と猫の前足を強調。
猫の表情は驚き。

コマ3|予想外の攻防
場面:爪がひっかかったまま、猫がお腹を出してゴロンと回転。
描写:猫は床に転がり、お腹を上にしてジタバタ。
人は足だけが画面に入り、爪が食い込んでいる様子が見える。

コマ4|安堵のひととき
場面:飼い主が靴下を脱いで猫を解放。
描写:人の手が靴下を持ち上げている。
猫は痛みから解放されてホッとした表情で座り込む。

絵コンテ風ラフ

ここでは制作過程の絵コンテ風ラフをご紹介します。
猫の表情や動きはイメージ通りだったのですが、3コマ目に余分に足が描かれていたり、4コマ目に靴下が2個あったりとおかしな点も見られます。実際に各コマ用のプロンプトで画像生成をしてみたところ、人の手に足が生えたり、靴下が3個生成されたりと、手描きでは起こり得ない独特な生成結果となりました。シーン構成と大きく離れてしまったときはプロンプトを見直して再生成しました。たーさんの尻尾が白い!惜しい!というときには部分修正を活用して最終形を作っていきました。
完成版と見比べていただくと、仕上げでどのように演出が加えられたかがわかりますね。

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🌸AI4コマ漫画制作の基本ステップ

ステップ内容
1. アイデア出し日常の小さな「あるある」や「ギャップ」をテーマにストーリーを作る
2. シーン構成案を作成ChatGPTにストーリーを伝えて、4コマのシーン構成案を作る
3. 絵コンテ風ラフを生成シーン構成案を元に、ChatGPT(DALL·E)で各コマの場面をシンプルな線画で生成する
4. 各コマの詳細プロンプトを作成絵コンテ風ラフを確認し、ChatGPTで各コマの日本語と英語のプロンプトを出力する
5. コマごとに漫画を生成ChatGPT(DALL·E)で、1コマずつシーンを出力(セリフや効果はなしの絵のみ)
6. 仕上げ仕上げはCanvaでコマをつなげて、セリフや効果を入れて完成

使用ツールはChatGPTCanvaだけなので、無料の範囲でも作成することができます。

たーさん
たーさん

爪がひっかかって痛かったにゃっ

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