慣用句「天に唾する」とは?意味・由来・使い方をわかりやすく解説

📝コトノハ綴り

こんにちは、yuuです。
日常の中で、誰かを傷つけようとした行動が、巡り巡って自分に返ってきた——そんな経験はありませんか? そんな“自分に戻ってくる行動”を表す慣用句が「天に唾する」です。
ここでは、意味や由来から、使い方の注意点、例文、類義語までわかりやすくお伝えします。


天に唾するの意味

「天に唾する」とは、 他人を害そうとして行った行為が、結果として自分に返ってくることのたとえ を指します。

「自業自得」に似ていますが、より“自分の行動がブーメランのように戻る”というニュアンスが強いのが特徴です。 誰かを悪く言ったり、陥れようとしたりした行動が、そのまま自分の不利益や評価低下につながる状況で使われます。

階段に石を蹴り上げた女性が、跳ね返った石を額に受けてひざまずき、頭を押さえている場面を描いた寓話風イラスト。
悪意を向けた石が、思わぬ形で自分に戻ってくる――そんな教訓を描いた場面。

由来・語源

語源はとてもシンプルで、 天に向かって唾を吐けば、その唾は自分に落ちてくる という物理的な現象から生まれた表現です。

「天」は自分より上位にあるものを象徴するともいわれ、 その“上”に向かって不当な行いをすると、結局は自分が痛い目を見るという戒めが込められています。

昔から「人を呪わば穴二つ」や「身から出た錆」といった因果応報を示す言葉と並び、 道徳・処世の教えとして語り継がれてきました。


使い方のポイント

こんな場面で使うと自然です。

  • 他人を批判したり貶める行動が、結果として自分の評価を下げた
  • 会社・チームなど自分が所属する組織を悪く言い、その悪評が自分にも跳ね返ってきた
  • 配慮を欠いた発言や行動が、あとから自分に不利になった

逆に、以下のような文脈では不自然になります。

  • ただ「悪い行動」を表したいだけのとき
  • 自分への“返ってくる結果”がないとき
  • ポジティブな話題や明るい文脈

「行いが自分に戻ってくる」という因果関係がポイントです。


例文(ビジネス・日常)

使う場面のイメージがしやすいよう、ジャンル別の例文を紹介します。

ビジネスシーン

  • 同僚の悪口を広めたところ、信頼を失ったのは自分だった。まさに天に唾する行為です。
  • 他社を根拠なく批判するのは、結局は自社のイメージを下げる“天に唾する”ようなものです。

日常会話

  • 親切にしてくれた人を裏切るなんて、天に唾するようなものだよ。
  • 自分が所属しているチームを悪く言えば、その評判は自分にも返ってきます。まさに天に唾する行為です。

類義語と対義語

意味の近い言葉・反対の言葉を知っておくと、文章で使い分けしやすくなります。

類義語

  • 身から出た錆:自分の行いが原因で自分が苦しむこと
  • 人を呪わば穴二つ:他人を害そうとすれば自分にも危害が返ってくること
     → 詳しくはこちら:ことわざ「人を呪わば穴二つ」とは?意味・由来・使い方を解説
  • 巡り巡って自分に返ってくる:行いが回り回って自分に影響すること
  • ブーメラン(現代的表現):自分の言動がそのまま自分に返ってくること

対義語


英語表現(意味が近いもの)

「天に唾する」に完全に一致する英語はありませんが、意味が近いフレーズがあります。

  • What goes around comes around.(巡り巡って返ってくる)
  • It backfires on you.(自分に跳ね返る)

まとめ

「天に唾する」は、 他人を害そうとした行動が、結局は自分の不利益となって戻ってくる という戒めの慣用句です。
使い方のポイントは、「因果関係があること」「ネガティブな結果が自分に返ってくること」
誰かを傷つけるような言葉を口にしそうになったときは、言葉にする前に一度立ち止まり、自分を律するための小さな教訓として思い出せるとよいですね。

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