AI4コマ漫画｜『びっくり禁止！』

こんにちは、yuuです。
今回は、たーさんが思わず毛を逆立てる“びっくり事件”を引き起こす一幕をご紹介します。
毎日の楽しいルーティンの最中に、突然響き渡る大きな音——その瞬間を、猫目線でユーモラスに描きました。

猫と犬の鳴き声からわかる気持ちの違いを解説。甘える声や威嚇のサインを比較し、初心者猫飼い主の体験談も紹介。

4コマ漫画

朝昼晩の食事前は、必ずダイニングテーブルの上からごはん準備を見守るのが日課のたーさん。
ところがその日は、テーブルの上に見慣れない物体を発見しました。
はじめて目にする物体は、まず匂いで確認し、次に前足で触れて確かめるのが基本です。
ちょいっと触った途端、その物体「金属製のメジャー」がテーブルの上を滑走——そのまま床に落ちてしまいました。
思いがけず「ガチャン！」と大きな音がして、毛を逆立ててびっくりしてしまったたーさんです。
すぐにテーブルから飛び降りてリビングに向かったのですが、振り返りざまの視線は鋭く、まるで抗議しているようでした。
「仕舞い忘れたのは悪かった、ごめんよ」と心の中で反省した飼い主です。

猫が物を触って落とす理由

そんな“びっくり事件”にも、どうやら猫なりの理由があるようで…
猫が机の上の小物を前足でちょんと触り、つい落としてしまうような行動は、多くの飼い主にとって「あるある」な光景です。
この行動には、いくつかの理由が考えられています。

探索行動の一環
猫は視覚だけでなく、前足の触覚を使って物の質感や動きを確認します。これは野生時代の「獲物を探る」行動の名残とされています。
狩猟本能の表れ
動かない物でも、落とすことで動きが生まれます。猫はその動きに反応し、獲物のように追いかけることがあります。
退屈しのぎや遊び
特に室内飼いの猫は、刺激を求めて物を落とすことがあります。落ちる音や動きが、ちょっとした遊びになるのです。
飼い主の反応を学習している
物を落とすと飼い主が反応することを覚え、「注目を集める手段」として繰り返すこともあります。

猫の前足の秘密

猫の前足は非常に敏感で、指先の感覚は人間の手に近いほど繊細です。そのため小さな振動や温度変化にも敏感に反応します。こうした行動は、猫にとって「世界を確かめる手段」であり、単なるいたずらではなく、彼らなりのコミュニケーションとも言えるかもしれません。

素材公開と制作の裏側

AI4コマ漫画は、ストーリー→構成案→ラフ（絵コンテ風）→完成の流れで仕上げています。

シーン構成案

今回の元になったシナリオはこちらです。

コマ1｜静かな観察タイム
場面：ダイニングの風景。いつものように猫が軽やかにテーブルへ飛び乗る瞬間。
構図：少し下から見上げる角度で、テーブルに飛び上がる猫の全身を捉える。背景には椅子やカーテン、日常のリビングがうっすら描かれる。
表情：自信満々で楽しげな表情。
ポイント：いつものルーティン感、猫のしなやかな動き。

コマ2｜見慣れぬ物体
場面：テーブルの上で、猫が仕舞い忘れの金属製メジャーに興味を示す。
構図：上から見下ろす構図。猫の前足がメジャーにちょんと触れる瞬間。
表情：好奇心いっぱいの目、少し首をかしげている。
ポイント：金属メジャーが光を反射して存在感を出す。次の展開の“音”の伏線。

コマ3｜ドッカンびっくり
場面：メジャーが滑ってテーブルから落下、「ガチャン！」と金属音が響く。
構図：落ちたメジャーと、テーブルの上でびっくりして毛を逆立てる猫を同時に捉える構図。視線は音の方向へ。
表情：目をまん丸に見開き、口がわずかに開く驚き顔。
ポイント：金属音の迫力と猫のリアクションの対比でコミカルさを出す。

コマ4｜冷静な撤退
場面：猫がテーブルから飛び降り、リビング方向へ歩き去る。
構図：後ろ姿中心。振り向きざまに飼い主を見上げる猫。背景にテーブルと落ちたメジャー。
表情：少し不満げ・抗議のこもった目つき。
ポイント：セリフなしでも伝わる「びっくり禁止！」の空気感。（飼い主の心の声が小さく入る）

絵コンテ風ラフ

今回特に苦戦したのは、たーさんの模様の安定でした。
特に3コマ目は、驚いた瞬間の「毛が逆立つ形」はイメージ通りになるものの、模様がぶれて不採用となる絵が量産されました。
AIは毛が逆立つことで、いつもと違う猫だと判断してしまうようです。これはAIの学習上の特性といえる現象です。
さらに2コマ目で登場した「金属製のメジャー」が、4コマ目で再登場する際に同じ形で生成するのが難しかったです。
最終的には2コマ目の絵を参照し、部分修正で仕上げました。結果として、最初から形を指定して生成したほうがスムーズだったかもしれません。

🌸AI4コマ漫画制作の基本ステップ

ステップ	内容
1. アイデア出し	日常の小さな「あるある」や「ギャップ」をテーマにストーリーを作る
2. シーン構成案を作成	ChatGPTにストーリーを伝えて、4コマのシーン構成案を作る
3. 絵コンテ風ラフを生成	シーン構成案を元に、ChatGPT（DALL·E）で各コマの場面をシンプルな線画で生成する
4. 各コマの詳細プロンプトを作成	絵コンテ風ラフを確認し、ChatGPTで各コマの日本語と英語のプロンプトを出力する
5. コマごとに漫画を生成	ChatGPT（DALL·E）で、1コマずつシーンを出力（セリフや効果はなしの絵のみ）
6. 仕上げ	仕上げはCanvaでコマをつなげて、セリフや効果を入れて完成