AI4コマ漫画|『ゴムの呪縛』

💡生成AI研究中

こんにちは、yuuです。
今回は、猫とおもちゃの“あるある”をテーマにしたAI4コマ漫画『ゴムの呪縛』をお届けします。
ひらひら揺れる蝶のおもちゃに夢中になった結果、とんでもない展開に…!? ぜひクスッとしながらお楽しみください。


4コマ漫画

AI4コマ漫画|『ゴムの呪縛』
蝶の飾りのじゃらしに夢中な猫が、ム紐の反動に翻弄される姿を描いた4コマ漫画。

たーさんにとって、ひらひらと飛ぶ蝶のじゃらしは大好物の獲物。 ひとたび口に咥えたら絶対に離さず、誇らしげにどこかへ運ぼうとします。

しかし、棒の先はゴム紐なので、たーさんが力いっぱい引っ張るほど“びょーん”と伸びてしまいます。 そして、少し口を動かしただけで、蝶は勢いよく飼い主の手元へ逆戻り

思わぬ展開に、驚きとショックで愕然とするたーさん。 それでもあきらめず、再び蝶めがけて突進していく姿がなんとも愛らしいのです。

ミヌエットの白猫が仰向け気味の体勢で蝶形のおもちゃをしっかり押さえている様子。
夢中で蝶のじゃらしをキャッチするたーさん。真剣そのものです。

猫の噛む力 ― 放さない顎の秘密

猫がおもちゃや紐を咥えたまま、まるで「絶対に渡すものか」と言わんばかりに放さない姿を見たことはありませんか。
小さな体なのに、引っ張ってもびくともしない顎の力に驚かされることがあります。
その「保持する力」には、猫ならではの本能が隠されています。

猫の顎の仕組み

猫の噛む力は犬ほど強大ではありませんが、保持力に優れているのが特徴です。

  • 鋭い犬歯が獲物やおもちゃをしっかりと引っかける役割を果たす
  • 顎の筋肉がバランスよく発達しており、長時間保持するのに適している
  • 小さな力でも鋭い歯が食い込むため、結果的に強い「しがみつき」となる

このため、猫は「噛む力」そのものよりも「放さない力」に特化しているといえます。

動物界との比較

他の動物と比べると、猫の特徴がより際立ちます。

  • :噛む力は非常に強いが、遊びでは比較的すぐに放すこともある
  • フェレットなど小型肉食獣:噛んだら放さない習性があり、猫に近い傾向
  • :力よりも執念深さで保持する傾向が強く、狩猟本能の延長として「絶対に逃さない」姿勢を見せる

つまり、猫の顎の力は「筋力」だけでなく「本能的な執着心」と結びついているのです。

噛む行動の意味

猫が放さない理由にはいくつかの背景があります。

  • 獲物を捕らえた感覚を楽しんでいる
  • 飼い主との綱引き遊びを狩りのシミュレーションとして満喫している
  • 精神的な満足感や勝利感を得ている

このように、噛む行動は単なる遊びではなく、猫にとって本能を満たす重要な時間でもあります。

おわりに

猫の噛む力は、単なる顎の強さではなく「小さな牙に宿る大きな執念」といえるでしょう。
放さない姿勢には、狩猟本能と遊び心が同居しています。
まさに「執念不抜(しゅうねんふばつ)」という四字熟語がぴったりです。

ミヌエットの白猫が前足で蝶の形のおもちゃをつかみ、真剣に見つめている様子。
蝶の飾りを片手でしっかりホールド。獲物への集中力は本気です。

素材公開と制作の裏側

AI4コマ漫画は、ストーリー→構成案 → ラフ(絵コンテ風) → 完成の流れで仕上げています。

シーン構成案

今回の元になったシナリオはこちらです。

コマ1|誘惑のひらひら
場面:リビングの床の上。飼い主の手から伸びる猫じゃらしの先に蝶の飾りがひらひら。猫は目を輝かせて狙いを定めている。
構図:俯瞰の構図で、手前に猫、奥に飼い主の手。ゴム紐のラインがゆるやかに弧を描いている。
表情:目をまんまるにして獲物をロックオン、口元が少し開き、興奮気味。
ポイント:遊びの始まり。蝶の飾りとゴム紐の存在を印象的に見せておく。

コマ2|しっかりホールド
場面:猫が見事に蝶をキャッチ。前足で押さえつけ、口にくわえて得意げに立ち上がる。
構図:やや下から見上げる角度。捕まえた蝶と誇らしげな猫の姿が中央に。
表情:目を細め、ドヤ顔。勝利の余韻にひたるように。
ポイント:咥えた蝶と伸び始めたゴム紐が見えるように。次の展開への布石。

コマ3|伸びるゴムの罠
場面:猫が蝶を咥えたまま前進しようとするが、ゴム紐がビヨーンと伸びて進めない。
構図:横方向の動きが分かる構図。猫の体は前に伸び、後方にピンと張る紐。
表情:目を見開き、口の端が少し引っ張られて困惑気味。「あれ?」という瞬間。
ポイント:ゴムのテンションが伝わるように、紐の伸び具合を強調。

コマ4|びよーんの衝撃
場面:猫が不思議そうに口を開けた瞬間、蝶の飾りが勢いよく後方へ飛んでいく。
構図:動線を大きく描く構図。前方で口を開けた猫、後方で蝶が飛び、飼い主の手が見える。
表情:猫は驚愕顔、目と口が大きく開いている。
ポイント:オチとして蝶が飛び、猫が慌てて追いかける流れが分かる瞬間で止める。再び“ゴムの呪縛”が始まる予感を残す。


絵コンテ風ラフ

蝶の飾りが指揮棒の動きにあわせてひらひらと舞っているようです。

こちらが実際に制作時に使った絵コンテ風ラフです。
構図の方向性や動きの流れをこの段階で固め、最終的な4コマに落とし込んでいます。

今回は、この“ゴム紐タイプの蝶のじゃらし”が想像以上に生成の難敵でした。
このおもちゃには、①ゴム紐である ②先端に蝶の飾りがある ③持ち手部分は棒である という複数の要素があり、これがAIにとって混乱の原因になっていたようです。
2コマ目では蝶を咥える描写はきれいに描けるものの、ゴム紐の先が生成されず欠落してしまうことが多発しました。

蝶の飾りを口に咥え、半眼で得意げに歩く猫の線画イラスト。紐が不自然に垂れ下がっている。
2コマ目不採用 飾りはしっかり咥えているが紐の先が描かれていない。

3コマ目では“ビヨーンと伸びる紐”が重要なポイントでしたが、AIによくある間違いで紐が2本描かれてしまう問題が発生。
一つの場面なのに、「蝶を咥えている紐」1本+「伸びている紐」1本 という矛盾した状態になってしまい、さらに持ち手が描かれなかったことで、まるで猫が紐を引いて散歩しているような絵になってしまいました。

蝶を咥えた猫が前進しているが、紐が棒の位置とつながらず不自然に描かれている線画イラスト。
3コマ目不採用 蝶の飾りを咥えて意気揚々と前進するたーさん。
リードをつけて散歩しているよう。

そして最大の難関が4コマ目。
最初のプロンプトでは蝶の飾りが“2つ”描かれてしまい、別物のような仕上がりに。

口を開けた猫の前で、蝶の飾りが複数あるように見える誤生成が起きている線画イラスト。
4コマ目不採用 たーさんの口元と人の手元に蝶の飾りが2つ描かれています。

そこで、3コマ目で採用した画像を読み込ませ、
「この直後の場面であること」
「猫が口を開けて咥えていた蝶が飛び、ゴム紐と一緒に手元へ戻る構図」
を明確に指定し、プロンプトを強化しながら20回近く再生成を行いました。
その結果、ようやく場面として自然な4コマ目が完成。
振り返ってみると、2コマ目以降は手元の“棒”がまったく登場しなかったものの、4コマ漫画としては起承転結がしっかり整った仕上がりになりました。

驚いた表情の猫の前で、紐が波状に描かれ、蝶の飾りが簡略化されてしまった線画イラスト。
4コマ目不採用 ゴム紐が飼い主の手元に戻る場面は文字のみの指示では難易度高。
波打つゴム紐が描けても蝶の飾りの位置が思い通りになりませんでした。

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🌸AI4コマ漫画制作の基本ステップ

ステップ内容
1. アイデア出し日常の小さな「あるある」や「ギャップ」をテーマにストーリーを作る
2. シーン構成案を作成ChatGPTにストーリーを伝えて、4コマのシーン構成案を作る
3. 絵コンテ風ラフを生成シーン構成案を元に、ChatGPT(DALL·E)で各コマの場面をシンプルな線画で生成する
4. 各コマの詳細プロンプトを作成絵コンテ風ラフを確認し、ChatGPTで各コマの日本語と英語のプロンプトを出力する
5. コマごとに漫画を生成ChatGPT(DALL·E)で、1コマずつシーンを出力(セリフや効果はなしの絵のみ)
6. 仕上げ仕上げはCanvaでコマをつなげて、セリフや効果を入れて完成

使用ツールはChatGPTCanvaだけなので、無料の範囲でも作成することができます。

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たーさん
たーさん

チビ、あのびよーんは油断禁物にゃっ

はーちゃん
はーちゃん

ねーちゃん、また突進すると思ったにゃっ

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