こんにちは、yuuです。
今回は、猫じゃらしが大好きなのに “ごはんの時間も気になる” たーさんの葛藤を描いた4コマ漫画『ジレンマ』をお届けします。
遊びたい気持ちと、お腹が空いた気持ち…どちらを優先するか迷ってしまう姿が、なんとも猫らしくて愛おしい回です。
4コマ漫画

猫じゃらしを見るとテンションがあがるたーさん。でも、ごはんの気配を感じると気持ちが揺れ動いてしまいます。
最終的にどうするのか――という “猫のリアルなジレンマ” をそのままコミカルに描きました。
ごはんの時間になると、たーさんはスタスタと率先してケージに入っていきます。
ところが、口に咥えた猫じゃらしだけは絶対に放しません。
「ごはんは食べたい、でもお気に入りのおもちゃは渡さない」という強いこだわりが、体全体から伝わってきます。
食べやすいようにと飼い主が猫じゃらしを外そうとすると、たーさんは全力で踏ん張って死守。
その抵抗ぶりに、こちらも引き下がるしかありません。
仕方なく見守っていると……
たーさんは一度ケージの外へ出て、咥えていた猫じゃらしを「ポトリ」。
あれほど執着していたはずなのに、急にあっさり落とした姿に、飼い主は思わず「えっ!?」と目が点に。
猫の気まぐれと切り替えの早さに、またひとつ驚かされたのでした。

猫が獲物を運んで行く行動
猫と暮らしていると、虫や小さなおもちゃをくわえて移動し、寝床や飼い主の前に置く姿を目にすることがあります。
まるで「おみやげ」を持ってきてくれたかのようで、不思議に感じる方も多いのではないでしょうか。
習性の背景
この行動には、猫の野生時代の本能が関係しています。
- 安全な場所へ運ぶ:外敵から獲物を守るため、安心できる場所へ持ち帰る本能。
- 保存の欲求:後で食べるために隠す行動の名残と考えられています。
- 遊び心の延長:家猫の場合は、狩りの練習や遊びの一環として見られることも。
家猫に見られる具体例
- おもちゃをソファの下や押し入れに運び込む
- 虫や小動物を捕まえて飼い主の前に置く
- お気に入りの寝床に「宝物」を集める
- 運んだものをそのまま床にポイッと放置する
この「ポイッと放置」は、猫にとっては 「もう満足した」「遊びは終わり」
というサインであることも多く、飼い主から見ると気まぐれに見える可愛らしい行動です。
まとめ
猫が獲物を運ぶ行動は、野生の本能と遊び心が入り混じったユニークな習性です。
理由を一言で断定することは難しいですが、そこには猫らしい気まぐれさと愛らしさがよく表れています。

素材公開と制作の裏側
AI4コマ漫画は、ストーリー → 構成案 → ラフ(絵コンテ風) → 完成の流れで仕上げています。
シーン構成案
今回の元になったシナリオはこちらです。
コマ1|猫じゃらしに夢中
場面:遊びタイム中のリビング。
構図:床に転がる猫じゃらしを狙って、猫が身を低くして構える。飼い主の手が猫じゃらしの柄を持って揺らしている。
表情:目を輝かせ、集中したハンターの表情。口角が少し上がり、ワクワク感が伝わる。
ポイント:お気に入りのおもちゃに夢中な姿で、「遊びモード最高潮」であることを伝える。
コマ2|でもごはんの時間
場面:ケージの中。
構図:猫が猫じゃらしの穂先をしっかり咥えたまま。ケージの中のフードボウルの前にたたずむ。
表情:咥えたままでも目はごはんを見つめて真剣。
ポイント:「ごはん食べたい…でも放したくない…」というジレンマを、姿勢と視線で表現。
コマ3|誘惑にイラッ
場面:ケージ中(同じ場所)。
構図:飼い主の手が猫じゃらしの柄をそっと引っ張っている。猫はさらに噛み締めて抵抗。
表情:目を細めて力を込める猫。口の力で「絶対に放さない」という意志が伝わる。
ポイント:小さな攻防の緊張感と、猫の意固地さをコミカルに見せる。
コマ4|ごはん優先で去る
場面:ケージ → リビング。
構図:左側にリビングの床にポトンと落ちた猫じゃらし。右側で猫がくるりと踵を返してケージに戻っていく後ろ姿。奥にフードボウル。
表情:(背中越しで見えないが)落ち着いた歩き方で「悟った」ような雰囲気。
ポイント:あれほど執着していた猫じゃらしをあっさり手放した落差、猫らしい気まぐれを表現。
絵コンテ風ラフ

今回のラフは、なぜか3コマ漫画として生成されてしまいました。
1コマ目に2匹の猫が登場する少し不思議なシーンになっていますが、ストーリー自体は明確にイメージできていたので、その流れをもとに4コマ構成へと展開していきました。
最近気づいたのですが、「食いしん坊エピソード」を生成しようとすると、AIがキャラクターを本来よりふっくらめに描きがちな傾向があります。
AIの頭の中ではどうやら
食いしん坊 = ぽっちゃり
という図式ができあがっているらしく、いつもより丸みを帯びた仕上がりになることが多いようです。

ぽっちゃりたーさん&串焼き風猫じゃらし。

猫じゃらしとケージの柵が融合?まっすぐに飛んできた穂先との出会い。
制作の最初につまずいたのは、「ごはんを食べたいのに食べられないジレンマ」を描きたいのに、フードボウルの中身が空のまま生成されてしまった点でした。
ストーリー上かなり重要な要素なのですが、プロンプトで明示しなかったため、AIは単に “フードボウルだけ” を描いてしまったようです。
こちらは内容を補足して再生成することで、すぐに解決できました。

最大の難関は4コマ目でした。
AIによくある “猫じゃらしが2本になる問題” をクリアしたと思った矢先、今度は 模様が基本絵からどんどんズレていく現象 が発生しました。

もはや恒例の猫じゃらしが2本案件です。
この場面が特に難しかった理由は、
たーさんの模様を背面から見たときにも正しく再現する必要がある
という点です。
正面では右耳にだけ模様があるたーさんですが、背後から描くと左右が入れ替わるため、AIはしばしば “正面の右耳=背面の右耳” と誤解してしまいます。
生成を重ねるほど模様が崩れ、ついには原型をとどめなくなってしまいました。

何度も生成しているうちに両耳に模様が描かれました。
最終的には、模様が逆に描かれたものをCanvaで左右反転し、正しい配置に調整する という方法で落ち着きました。

耳の模様以外はほぼ完ぺきな構図でした。canvaで左右反転して採用。
唯一の心残りは、猫じゃらしの穂先の統一が最後まで難しかったことです。
それでも、たーさんの可愛らしいジレンマと、伝えたかったストーリーはしっかり表現できたのではないかと思います。
※タイトルとは、生成AIが画像生成時に自動でつける画像の名前のことです。
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🌸AI4コマ漫画制作の基本ステップ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. アイデア出し | 日常の小さな「あるある」や「ギャップ」をテーマにストーリーを作る |
| 2. シーン構成案を作成 | ChatGPTにストーリーを伝えて、4コマのシーン構成案を作る |
| 3. 絵コンテ風ラフを生成 | シーン構成案を元に、ChatGPT(DALL·E)で各コマの場面をシンプルな線画で生成する |
| 4. 各コマの詳細プロンプトを作成 | 絵コンテ風ラフを確認し、ChatGPTで各コマの日本語と英語のプロンプトを出力する |
| 5. コマごとに漫画を生成 | ChatGPT(DALL·E)で、1コマずつシーンを出力(セリフや効果はなしの絵のみ) |
| 6. 仕上げ | 仕上げはCanvaでコマをつなげて、セリフや効果を入れて完成 |
使用ツールはChatGPTとCanvaだけなので、無料の範囲でも作成することができます。
●無料で試せる!おすすめ生成AIツール
⚙️ ChatGPT(OpenAI)汎用テキスト生成・質問回答に幅広く対応 ⚙️ Claude(Anthropic) 長文要約や文章理解が得意 ⚙️ Gemini(Google) Google連携のAIアシスタント 🖼️ DALL·E イラストや写真風画像を生成 🖌️ Midjourney 高品質アート系画像生成 🖌️ Stable Diffusion 無料利用可・カスタマイズ自由

チビ、遊びたいし、食べたいし、もぉ~忙しいんだにゃっ

どっちも全力なのがねーちゃんらしいにゃっ




