AI4コマ漫画｜『猫のテも借りたい』（慣用句 × はーちゃん）

こんにちは、yuuです。
今回は「言葉シリーズ」とAI4コマ漫画のコラボとして、慣用句「猫の手も借りたい」をテーマにした作品をご紹介します。
演者は、いつでもやる気爆発元気いっぱいなはーちゃん。
忙しさのあまり、思わず「猫の手でもいいから助けてほしい…」そんな場面を4コマでやさしく描いています。

慣用句「蕎麦屋の出前」とは？意味・由来・使い方をわかりやすく解説

「蕎麦屋の出前」とは、“すぐ行く”と言いながら実際は遅れる様子をたとえた慣用句です。江戸の文化と現代的なユーモアが交わる表現をやさしく解説しています。

4コマ漫画

急募の貼り紙に気づいたはーちゃんが、「お手伝い」を申し出るところから始まる4コマです。
やる気満々でレジ係に立候補し、ぶつけ本番ながらも一生懸命に奮闘する姿が描かれています。
忙しさの中で繰り広げられるドタバタと、張り切って手伝うはーちゃんの姿が頼もしい展開です。
※詳しくはこちら→：四文字熟語「一所懸命」とは？意味・由来・使い方を解説

床に伏せ、家具の下からこちらを見つめる猫。大きな瞳で警戒しながら様子をうかがっている姿。 — **テーブルの下で様子をうかがうはーちゃん。たーさんの猛烈アタックから身を隠しています。**

📖慣用句「猫の手も借りたい」とは

忙しさを表す言葉

日々の生活や仕事の中で、「どうしても人手が足りない」と感じる瞬間は誰にでもあります。
そんな状況を表すのにぴったりの慣用句が「猫の手も借りたい」です。
これは、非常に忙しくて誰でもいいから手伝ってほしいという切迫した心情を表す言葉です。

意味と由来

意味：人手不足で、役に立たないと思われる存在でも助けを求めたいほど忙しいこと。
由来：猫は可愛らしい存在ですが、昔から「役に立たない動物」の象徴とされてきました。

その猫の手でさえ借りたいという表現から、極度の忙しさを強調する言葉になったのです。
この慣用句は江戸時代から使われていたとされ、長い歴史を持っています。

現代での使い方

現代でもこの言葉はよく使われています。例えば、次のような場面です。

会社の繁忙期：「年度末は猫の手も借りたいほどの忙しさです。」
家庭の大仕事：「引っ越し当日は猫の手も借りたいほどでした。」
学校行事：「文化祭の準備で猫の手も借りたい状況でした。」

このように、ビジネスから日常生活まで幅広く使える便利な表現です。

ユーモラスな余韻

実際に猫が手伝ってくれるとしたらどうでしょう。
きっと段ボールの中で眠ってしまったり、机の上を歩き回ったりするだけかもしれません。
それでも「猫の手も借りたい」と表現することで、忙しさを少しユーモラスに伝えられるのです。

まとめ

「猫の手も借りたい」は、忙しさを強調しながらも、どこか柔らかい響きを持つ慣用句です。
切羽詰まった状況を表す一方で、猫という存在がもたらす可愛らしさやユーモアが、言葉に温かみを添えています。
日常の中で使うと、忙しさを少し軽やかに伝えられるでしょう。

キャットタワーの上段に体を預け、前方をじっと見つめる猫。後ろ足は下段に残したまま身を伸ばしている。 — **キャットタワーから身を乗り出すはーちゃん。気になるおもちゃに手を伸ばそうか・・と迷っています。**

素材公開と制作の裏側

AI4コマ漫画は、ストリーリー→構成案 → ラフ（絵コンテ風） → 完成の流れで仕上げています。
今回の元になったシナリオはこちらです。

シーン構成案

コマ1｜急募の貼り紙
場面：町の小さなパン屋の店先に「急募！レジ係」の貼り紙があり、通りがかりの猫が立ち止まる
構図：貼り紙を前景に大きく写し、奥に店内が少し見え、猫が貼り紙を見上げる位置
表情：猫が「ん？」と興味を示す丸い目
ポイント：急募の貼り紙に気づく導入の瞬間を強調

コマ2｜やる気満々
場面：パン屋のレジ前で猫が店主に「レジ係」を立候補する
構図：カウンター越しに店主の手だけを描き、猫がレジ台に前足を乗せてアピール
表情：猫は自信たっぷり、店主は驚いている
ポイント：猫の真剣さと人間とのギャップのかわいさを演出

コマ3｜大忙しで大奮闘
場面：猫がレジ係としてぶつけ本番で大奮闘する様子
構図：袋詰め・肉球レジ打ち・行列の客を1コマ内に密度高く配置し忙しさを表現
表情：猫は真剣で必死、客は驚きや楽しげな反応
ポイント：肉球で「ポン！」のレジ打ちやドタバタ感をギャグ調に

コマ4｜助っ人完了
場面：閉店後、店主が猫に祝儀袋を渡して感謝する
構図：店主の手が祝儀袋を差し出し、猫は胸を張って堂々と受け取る
表情：猫は得意げで満足した顔
ポイント： 1日の努力が報われた誇らしい締め

絵コンテ風ラフ

「急募！レジ係」の貼り紙を見つけた子猫が、レジ前に立ち、肉球でレジを打って手伝い、最後に祝儀袋を手に満足そうに立つ様子を描いた4コマ漫画。 — 急募の貼り紙をきっかけに、はーちゃんがレジ係に挑戦する4コマ漫画。
忙しさの中で奮闘し、最後は得意げに役目を果たします。

今回の慣用句は、4コマ漫画として展開しやすい内容だったため、制作は比較的スムーズに進みました。
DALL-Eでは日本語の文字がうまく表示されず、文字化けしてしまうことも多いのですが、1コマ目の「急募！」の貼り紙はきれいに出力され、少し驚かされました。
おそらく「急募」という言葉が、出現頻度の高い定型フレーズとして強く学習されていたことで、偶然うまくはまったのだと思われます。

レジカウンターで子猫が前足を使ってレジのボタンを押し、買い物袋を受け取る手元が描かれた4コマ漫画の一場面。 — **3コマ目不採用　タイトル「パン屋の猫のレジ担当」**
**床からも手が飛び出すほどの大入り満員の店内**

ただ、その影響は2コマ目以降にもおよび、どのコマにも「急募」が表示されてしまうという結果にもつながりました。

「急募！レジ係」の貼り紙が掲示された店先で、子猫が立ち止まり、貼り紙を見上げている様子を描いた4コマ漫画の一場面。 — **4コマ目不採用　タイトル「求人募集の前で待つ子猫」**
**店の外？レジ係に応募する前にご祝儀袋が登場！？**

中には、手伝う前から祝儀袋を渡されてしまったり、祝儀袋そのものに「急募」と書かれてしまったりと、思わず笑ってしまうような生成結果もありました。

店内で子猫が人の手から祝儀袋を受け取り、満足そうに座っている姿を描いた4コマ漫画の一場面。 — **4コマ目不採用　タイトル「招待状を受け取る猫」**
**感謝のご祝儀袋になぜか”急募”風の文字が・・**

最終的には、1コマ目以外には貼り紙を登場させない形に調整し、意図した流れのきれいな4コマ漫画に仕上げることができたので、満足しています。

※タイトルとは、生成AIが画像生成時に自動でつける画像の名前のことです。

🌸AI4コマ漫画制作の基本ステップ

ステップ	内容
1. アイデア出し	日常の小さな「あるある」や「ギャップ」をテーマにストーリーを作る
2. シーン構成案を作成	ChatGPTにストーリーを伝えて、4コマのシーン構成案を作る
3. 絵コンテ風ラフを生成	シーン構成案を元に、ChatGPT（DALL·E）で各コマの場面をシンプルな線画で生成する
4. 各コマの詳細プロンプトを作成	絵コンテ風ラフを確認し、ChatGPTで各コマの日本語と英語のプロンプトを出力する
5. コマごとに漫画を生成	ChatGPT（DALL·E）で、1コマずつシーンを出力（セリフや効果はなしの絵のみ）
6. 仕上げ	仕上げはCanvaでコマをつなげて、セリフや効果を入れて完成